考察

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さよなら絵梨

『さよなら絵梨』の「嘘」をどう読むか。語り手と読者のすれ違い

はじめに:『さよなら絵梨』に散りばめられた「嘘」のサイン藤本タツキ『さよなら絵梨』を最後まで読み終えたとき、多くの人がこう感じたのではないでしょうか。「これ、どこまでが本当の話なんだろう?」『さよなら絵梨』は、208ページのなかに いくつも...
作家論

メタフィクションとしての『さよなら絵梨』と『ルックバック』。藤本タツキはなぜ「描くこと」を描くのか

はじめに:藤本タツキの読み切り2作は、なぜ似た構造を持つのか『ルックバック』(2021年)と『さよなら絵梨』(2022年)── 藤本タツキは1年弱の間に、立て続けに2本の大型読み切りを世に出しました。一方は「漫画を描く少女たちの物語」、もう...
チェンソーマン

チェンソーマン・岸辺はなぜ「最強のデビルハンター」と呼ばれるのか

「あのオッサン誰?」が「マジで最強じゃん」に変わる男『チェンソーマン』を初めて読んだとき、いつもスキットル片手にダルそうにしている中年のオッサン ── 岸辺の存在感に、最初は気付かない人が多いと思います。でもこの男、デンジとパワーに訓練をつ...
チェンソーマン

チェンソーマンのナユタとは何者か。マキマの「生まれ変わり」を考察

第二部から入った人が、まず気になる「あの子」『チェンソーマン』第二部を読み始めた人が、最初に「ん?」と引っかかるキャラがいます。デンジと一緒に暮らしている、小さな女の子。名前は ナユタ。第二部の主役は三鷹アサ。でも、デンジの家にいるナユタは...
ファイアパンチ

ファイアパンチのトガタとは何者か。物語を変えたもう一人の主役

はじめに:『ファイアパンチ』を読み終えた人が、忘れられないキャラ藤本タツキ『ファイアパンチ』を読み終えた人に「印象に残ったキャラは?」と聞くと、主人公アグニと並んで必ず名前が挙がるキャラクターがいます。トガタ。物語の中盤、アグニの旅路に突如...
作家論

ファイアパンチからチェンソーマンへ。藤本タツキの何が変わって、何が残ったのか

はじめに:ファイアパンチを読まずに、チェンソーマンを語るのは難しい藤本タツキが世に出した『チェンソーマン』は、大きな人気を得ました。そして、その『チェンソーマン』を「より深く理解する」鍵が、彼の前作『ファイアパンチ』の中にあります。『ファイ...
ファイアパンチ

ファイアパンチはなぜ「賛否両論」になるのか

はじめに:「神作」と「失敗作」が両立する、稀有な作品藤本タツキ『ファイアパンチ』を読み終えた読者の感想を SNS で眺めると、面白いことに気付きます。「人生の漫画」「狂気の傑作」と称賛する声がある一方で、「途中で振り落とされた」「結局何の話...
チェンソーマン

チェンソーマン第二部、アサとヨルとは何者なのか

はじめに:「主人公が変わる」という、ジャンプ系では異例の続編『チェンソーマン』第二部は、2022年7月から少年ジャンプ+ で連載されている、藤本タツキの最新の連載作品です。第一部のデンジを主人公とする物語は2020年末に完結しました。そこか...
チェンソーマン

チェンソーマン・早川アキの「呪い」とは何だったのか

はじめに:寡黙な堅物の中にあった、誰よりも温かい何か『チェンソーマン』のキャラクターの中で、最も「やさしい」と評されるのは誰か。おそらく多くの読者が、こう答えるはずです。「早川アキ」と。寡黙で、真面目で、堅物。第4課の同僚たちには厳しく接し...
チェンソーマン

チェンソーマンのパワーはなぜ、ここまで愛されるのか

はじめに:「自分本位」なのに愛されるという矛盾『チェンソーマン』を読み始めて、最初に「このキャラ、変だ」と感じる人物の代表格 ── それがパワーです。血の魔人。デビルハンター。公安対魔特異4課。肩書きを並べると物々しいのに、本人は嘘つき・自...
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